不動産Q&A
≪賃貸≫
保証金、敷金、礼金の違いは?
保証金、敷金、礼金、これらは性質的には似ています。
地域により、また不動産会社の契約内容により、これら保証金・敷金・礼金の使われ方が異なります。
【保証金】保証金という制度は関西地区など一部地域で使われていて、家賃を担保する意味で家主に預けている金銭の事です。
家賃を滞納した場合、お部屋を還すときの原状回復費に充てられます。
【敷 金】保証金同様に、家主に預ける金銭のことです。性質は保証金とほぼ同じと思ってよいでしょう。
【礼 金】上記、保証金・敷金とは性質が異なります。
礼金については家主に預けるのではなく、お礼として渡します。なので、基本的にはお金は戻ってきません。よく敷金・礼金ナシという物件がありますが、このような物件は、毎月の家賃に礼金分が上乗せしているため、相場より家賃が高い場合があります。契約の前に十分ご確認ください。
賃貸、契約期間2年とありますが、2年経たないうちは解約できないのですか?
解約はできます。賃貸契約書には「契約期間途中の解約」」について条項が書かれています。
その内容の例ですが、「解約する場合は1ヶ月前までに解約予告」と書いてある場合は、1ヶ月以上前に書面により通知すれば解約できることとなります。
ユニットバスって何ですか?
ユニットバスとはシステムバスとも呼ばれ、天井・浴槽・床・壁などが一体化された、工場であらかじめ組み立てられた浴室のことをいいます。
現在ではデザインも豊富になり、さまざまな建築物に用いられています。
洗面台と浴室が一緒になったタイプを「2点ユニット」、トイレ・洗面台・浴室が一緒になったタイプを「3点ユニット」といいます。また、一般的に3点ユニットのことを「ユニット」トイレと別の場合を「セパレート」と表示しています。
部屋を借りるときに費用はいくらかかりますか?
基本的には、敷金・礼金・前家賃・仲介手数料・火災保険・賃貸保証料などがかかります。
【例】
敷金1ヶ月、礼金2ヶ月、家賃6万円、共益費3000円の物件の場合、
敷金 :60,000円
礼金 :120,000円
前家賃 :63,000円(共益費込)
火災保険 :20,000円
賃貸保証料:30,000円
仲介手数料:63,000円(税込)
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合計 356,000円となります。
物件により内容が変わる場合がありますので、ご契約の前に十分ご確認ください。
仲介手数料とは何ですか?
不動産の取引をしたときに、業者に支払う報酬のことを言い、媒介報酬ともいいます。
宅建業法では成功報酬主義が取られているので、売却や物件探しの依頼をしても取引が成立しなければ支払う必要はありません。
仲介手数料の金額の上限は宅建業法で決められており、賃貸の場合は、家賃の1カ月分(共益費・管理費などは含まない)が上限とされています。
部屋を探すためには、どのくらい前から探せばいいですか?
個人差はありますが、1ヶ月前ぐらいが一番オススメの時期だと思います。
それまでに希望の場所での相場などを調べ、実際に物件をご内覧するときには、即決できるぐらいの心構えが大事だと思います。(もちろん、ご希望がかなった物件としてですが)
仕事が忙しくて何度もお店に行けません。引越ししたいのですが何か方法は?
一度のご来店で問題なくご契約できます。
お部屋を決めていただき、重要事項説明を受けて頂いていれば、家主様の承諾が出た時点で郵送やお電話、メールなどで契約を行います。
≪売買≫
自己資金が少ないのですが、購入できますか?
不動産を購入する際に自己資金で足りない部分は、通常ローンを組みます。
ローンは大きく分けて「住宅ローン」と「諸費用ローン」があり、自己資金が全くない方でもそれらの両方を借り入れできる方もいます。
但し、借入ができるかどうかの審査は金融機関によります。
金融機関ごとに審査基準も異なりますから、一度弊社でご相談して頂くことをお勧めします。
万が一ローンが借りられなかったらどうなるのでしょうか?
購入物件が決まると、ローンをお使いになる場合は利用する金融機関に事前審査を依頼します。事前審査が通った上で売買契約の締結を行い正式にローンのお申し込みとなります。
売買契約書には、買主様が売買代金の一部にローンを使うことと、金融機関・借入金額などを記載し、定めた期間内に住宅ローンの融資承認 が得られなかった場合は、契約の解除ができる旨の条文が入ります。
万が一、融資承認が得られなかった場合は、契約を解除することができ、支払った手付金の返却が行われます。
資金計画などについては、弊社担当と、ご相談していただくのがよいでしょう。
購入時の諸費用はどのくらいかかりますか?
売買代金以外にかかる諸費用として、一般的に売買代金の6%~9%程度かかります。
代表的なものとして、印紙税・登録免許税・不動産取得税や、ローンを利用する場合の事務手数料・保証料・保険料など。また中古物件などでは仲介手数料などがあります。
その他、お引っ越しにかかわる費用も見込んでいただいたほうがよいでしょう。
手付金はどの程度必要ですか?
一般的に手付金は売買価格の10%程度を支払う場合が多いです。
手付金を小額にすることもできますが、手付金を放棄することによって無条契約を解除するということができてしまいますので、安易な解除をできないようにするためにも、売主・買主双方にとってあまり小額の手付金にしないほうがよいでしょう。
夫婦共有名義で購入するにはどうすればいいですか?
ご夫婦で資金を出し合って物件を購入する場合は、共有名義にする必要があります。
それぞれが資金を出し合ったにもかかわらず、名義が一方の場合は、贈与税の対象となりますので注意が必要です。
尚、共有名義の場合の持分はそれぞれが出資した割合に応じます。